或る夜の出来事。
昨日、家に帰る途中に携帯メールの返信を打とうと立ち止まっていると、
後ろから声が。
『お兄ちゃん、暇かい?一杯飲まないかい?』
こんなど田舎(九条大宮あたり)で、ナンパなのか?
と振り向くと、全然知らないおじいちゃんが。
聞けば、この辺に住んでいて、つい先ほど九州旅行から帰って来たが、
飲みたい気分でふらついていたという。
特に今晩やらないかん仕事もなかったし、おごってくれるというので(笑)
付いて行く事に。
悪い人そうじゃなかったし。笑
近くにあった居酒屋へ。
店内は夜も遅く他にお客さんもおらず、しかしおじいちゃんと店長さんは知り合いらしく。
三人でだらだらと飲んでいました。
色々話していると、どうやらおじいちゃんは九州にいる好きな女性のところへ
会いにいっていたという。
その女性が、遊郭なのか、純愛なのか、果たして思い出なのかはわからなかったのですが、
どちらにしてもそんな風に定年後を充実させる事が出来るのは素敵だなと。
旅は生涯の趣味になる、とも前回の日記に書いた本にも書いてましたし。
この夏休み中に一回は一人旅とかしたいですねー。九州行こかな。
そうして、12時も周り店を出ると、おじいちゃんは「もうちょっと散歩する」と、
夜に消えてゆきました。
なんとも、奇妙な縁を感じた一夜でした。