鐚湾の徒然日誌

ビタワンです。徒然なるままに書いています。

値段。

asajit2010-04-06

久しぶりの社会人の週末をフル回転で遊んだら、見事に今日のワーキングタイムは精魂尽きてました。ビタワンです。
今日から絶対早く寝ようと心に誓いましたが、よく考えたら明日からはしばらくは研修やし、残業もないから遅寝しよー!と早々にダメ人間っぷりを発揮しています。


今日は時間も余裕があったのでのんびり晩ご飯を食べながらカンブリア宮殿を見ていました。今日のゲストはCoCo壱番屋の創業夫婦やったんですが、面白かったですねー!
奥さん(会長)ががっつり系で、旦那さん(元会長、現特別顧問)が大人しそうやけど、めっちゃ芯があって努力家なのが見える感じの二人のバランスがとても良く見えました。性格の相性もそうですけど、二人とも幼い頃はお金がなかったり、家族に恵まれず寂しい時期を過ごしたという背景の共通部分がより二人の絆を強めている感じがしました。


ひとつ印象に残った、というか改めて共感させられた事を挙げると、「安売りは従業員を不幸にする」だから価格は下げない。という事。
すき屋とかみたいに下げまくる所も、数日前まで学生やった自分にとってのありがたみは感じさせられますが、その背景で確かにゼンショーの労働のキツさは元社員やった同僚の人からよく聞かされていたのを覚えています。また、漫画「いいひと」の作者の高橋しんさんがとてもよい言葉で定義していました。
『ものには”いい値段”というのがあって、値段を下げればその分だれかにしわ寄せがきてしまう。だから皆が幸せになれる値段で売るのがいいの。』


安い値段といえば、最近ようやくフリーのブックの方を読破したのですが、そこでも「フリーランチなどは結局、会社か従業員か、あるいはまわりまわって消費者が負担している事になっている、そういう意味で、原価を伴う真のフリーは有り得ない。という事も言っていました。まぁこの本については議論すべき所も多々あるので、ここで掘り下げる事はしませんけれども。


商品として目に見えるもの(料理、服、機器)はもちろん、目で見えないもの(サービス、クリエイティブの過程)へのいい値段を維持し続けるというのは、このご時世本当に厳しいと思います。結局誰も買ってもらえなければ成り立たない訳ですし。
それを消費者の事も考えた上で、さらに自分や自分の周りの人達の為に芯を持って、いい値段というのを提示していける人になりたいですし、また社会人となった今、そういう値段でものを買うという行為が出来る様になりたいなと思いました。