ある夜の出来事。
ついさっきの話なのですが、Tシャツを失くしました。
夜中3時くらいまで、ショーの練習をしていまして、
家に帰って部屋に戻ってきた時に、気付きました。
自転車のかごに入れていたのが、どこかで落としてしまってようです。
夜道を30分以上かかる道のどこで失くしたのかわからないし、
次の日も朝から学校だし、
特別な思い入れがあるTシャツでもなかったので、
仕方ないしあきらめよう。
・・・いつもならそう思うところでした。
でもなぜか僕の足は自転車置き場に戻っていました。
ここ最近、友達から小さな裏切りを受けたり、
大事な人とすれ違いで上手くいかなかったりで、
気分が憂鬱だったのですが、
なんとなく、このTシャツを見つけられたら
それが少し晴れる気がして、夜中またマンションを出ました。
途中によったコンビニや聴いてたIpodが落ちかけた場所を見てみましたが、
見つかりません。
かれこれ40分くらい探したでしょうか。
見つかりました。
そこは練習していた場所のすぐ近くでした。
特に思い入れのないTシャツだったけど、めちゃくちゃ嬉しかったです。
きっと、もし色んなことが上手くいっていて、気分がよければ、
『ついてないけど、仕方ないか』でそのまま寝て、このTシャツは二度と戻ってこなかったでしょう。
僕が今抱えている憂鬱な事態が、好転した訳では決してないけれど、
かれこれ夜二時間くらい自転車こいで、疲れ果てたけれど、
少し、色んなことを頑張れる力をくれた夜の出来事でした。
あいだみつおさんの言葉『しあわせは人のこころが決める』ということと、
誰かが言ってた『見失ったら、原点に帰る』という言葉が妙に似合う夜でした。
さ、明日(今日)も早いし寝ることにします。